あなたとの記憶

家に帰り、私は自分の部屋でボーッとしてた。

龍斗のことばかり考えてる私…。

なぜだろう。

この、気持ちは…。









次の日の朝。

私は、知らないうちに寝てしまっていた。

支度をし、家を出た。

『あっ…。』

昨日、龍斗と別れた所。

また、ここで会えないかなって考えてしまう私。

『おはよっ!』

後ろから聞き覚えのある声。

もしかして!

後ろを振り返ると…。

『龍斗…。』

『薫、どうしたの?そんな驚いた顔して。』

『あっ、いやっ!別に…。』

『ぷっ、朝から薫は面白いな!』

『もー!』

『ははっ!』

朝から、龍斗に会えるなんてなんだか凄く嬉しかった。









あれから、私と龍斗は毎日一緒に学校へ行き、お弁当も食べ、帰りも一緒に帰るようになった。

そして、私はウィンターカップ予選のあとバスケ部のマネージャーになった。

次は、新人戦予選かぁ…。

ウィンターカップ予選で敗れてしまい次の新人戦予選となった。

その前に体育祭や文化祭や中間期末テストがある。









10月になり体育祭や文化祭などの準備があって忙しい毎日。

それと、テスト勉強…。

でも、いつも準備を龍斗が手伝ってくれる。

『いつも、ごめんね!手伝わせちゃって。』

『ん?全然平気!こういうの結構楽しいからさっ!』

龍斗と一緒に居ると時間もあっという間。

こんな毎日が続けばな…。

私は、心でそう感じた。