あなたとの記憶

体育祭は、無事に終わり中間テスト1週間前になった。

バスケ部も、テスト期間でお休み。

みんな、必死に勉強をしていた。

授業も、ほとんど自習。

私は、ほとんど龍斗の隣で勉強を教えていた。

やっぱ、近くに居るとドキドキしてしまう。

『薫?』

『…』

『かーおーるーっ!』

『あっ、ごめんね!』

私は、ボーッとしてしまっていた。

『大丈夫?疲れがたまってるとか?』

『あっ、ううん!大丈夫だよ!』

『無理すんなよ?』

『うんっ、ありがとう!』

最近ボーッとしてばっかり。

きっと、テストの点数下がるなー…。









私は、休み時間気分転換に屋上へ行った。

『薫ー!』

『あっ、真里っ!』

後ろを振り返ると真里が居た。

『薫、体育祭の時のケガ大丈夫?』

『あー、大丈夫だよ!私、ドジだよねー!』

『もー、ビックリしちゃったよー!でも、元気そうで良かった!』

『ごめんね!心配掛けちゃって…。』

『ううん!薫が元気ならそれでいいよ!』

ー…キーンコーンカーンコーン…ー

『あっ、教室戻らなきゃ!』

私は、慌てて言った。

『そーだね!』

私と真里は走って教室へ戻った。