つづき、
『…ないな』
「あんれぇ〜?」
「埋まっているのか?」
「あー。なるへそぉ」
『よし、泪スコップ持ってこい』
「ふぁーい!ただいまぁ!!」
『……ん?』
「どうした」
『いや、何か視線感じるんだよね……』
「?そうか?」
『ん…や、いいや。泪遅くないか?』
「あぁ。…む、アレ何だ?」
『旗…?』
「そうだな。何か埋まってるぞ」
『へー。一応分かりやすくしてたんだ』
「……植木に埋もれているから分かりにくいけど」
『ふっ(笑)オレら以外に見られたくないからだろ』
「そうか…よし、手で掘るか」
『汚くなるぞ』
「かまわない。じゃあ、……」
「ちょいまちぃー!おまたぁ?」
『スコップ遅い』
「ごめんちょす!みっかなくってさぁ…」
「いいから。掘ってみろ、泪」
「あいあいさぁ!」
『…あ?』
「……」
「…クサッ」
『…有り得ない』
「……」
「翔の大好物ってたしか…」
「…明太子、だ」
『……だからか。うわ、キモ…』
「で、ビッシリ明太子が穴の中につまってたのぉ!」
『…誰に電話してんの』
「光樹達だよぉ♪」
「……俺、嫌われてんのかな」
『あれは好意だよ、好意』
「ぶふっ!そうそぉー翔ったら変な奴にモテるの!光樹とかわんないね!」
『…ちょ、電話なら向こういけよ。…』
「はぁ。俺、当分明太子食わない」
『気持ち悪かったよな…土まみれ蟻まみれの生明太子がビッシリと…』
「……うぇ」
『あれが愛の宝かー。何かの呪いだな。ありゃ』
「同感」
「うひゃひゃひゃひゃ!!光樹は生肉ロッカーにビッシリ入れられたのぉー!?それおんなじ人の仕業かもねぇー!」
『「何の話してんだよ…」』
「(クフフ。翔様気に入ってくださったかしら?ウフフ、アハハハハハハハ!!
はぁ、次はどなたにいたしましょう。
私の愛を受けとるのはどなたー?
アハハハハ!)」
終わり……?