「んきゃーっ!眠いぃ」

「………くぁっ」

「わっ、おっきいアクビだねぇ翔」

「……ん」

『何、コレ』

「あっ!さっくん!」

『ういっす』

「これねぇ、宝の地図だよぉん」

『はい?』

「翔の下駄箱に会ったんだぁー♪」

『え、ラブレター?』

「そうそー!貴方が好きでぇすっ!と貴方の為のお宝でぇすって!」

『へー、ハートだらけの地図だな』

「そうなのー!だから、二人でどうしよ?って話してたんだぁ」

「……どうしよう?」

『え?探せば?ハートのお宝(笑)』

「……む。ハートのお宝って何だ?」

『知らない。書いてあんじゃん。愛のお宝?って』

「むふっ(笑)何だろうねぇ…探せば分かるんじゃなぁい?」

『見つかれば、分かる。だろ?』

「そーとも言う♪さっくんも一緒に探しに行こーよぉ!」

「…あぁ、行こう」

『面倒。寝る』

「えぇー!どーせ、哲待ってんでしょー?その間くらい遊ぼうよぉ」

『…どーせ、って。ま、いーけど』

「やりぃ!んじゃあ、翔。お宝の場所はぁ?」

「体育館裏」

『…行くぞ』

「「おう!」」





…………つづく