「おい、何か飲みもん買って来い」

『「……」』

「おいっ!」

『何だよ?五月蝿いな』

「そうだよ、光樹。尚輝達が今買い出しに行ってるでしょ」

「おせーだろ。何やってんだアイツ等…」

『…つーか、尚輝、哲まで連れてきやがって。あんな大人数いらないだろ』

「フフ、確かに」

「屋上まで持ってくんの大変だからいいんだよ、それは」

『…ふーん。コンビニって遠かったっけ?』

「近い」

「ちょっと距離あるよ。……それより、本当に驚いたな…黒崎君が女の子だったなんて」

『何だよ、改まって(笑)イケメンだからなオレ(笑)』

「フッ、そうだね。俺、負けちゃったかな」

『いや、慎二はなかなかイケメンだよ』

「ありがとう」

「お前等のが五月蝿ぇよ」

「妬かない妬かない」

「やっ、妬いてねぇよ。馬鹿言うな」

『…光樹って以外と純情だよな』

「確かに。…あ、でもそうでも無い一面も、ある」

「………」

『なになに?』

「…あー、あのね?ほら、あの、身体だけの関係の子とか結構いるんだよね」

「……、おい」

『え、それってセフレとか言う…』

「ブッ!」

「汚いよ、光樹。なかなか察しが良いね黒崎君」

「テメェ…言うんじゃねぇよ!つーか、もう連絡してねぇし」

『つまり、前は連絡してたと』

「くっ……」

「バチが当たればいいんだよ、光樹は」

『同感。気持ち悪いなー』

「うん。まったくだよ。黒崎君とは仲良く出来そう」

『よろしく!慎二君!』

「フフ、何で君付け?」



「…チッ、俺をだしに仲良くなりやがって。腹黒が」

「何か言った?光樹?」

「……んでもねぇーよ!!」


『あ、逃げた』

「逃げたね」






end