みんな 久しぶりの集まりに
テンションが上がって
お酒もどんどん進み
話の内容も仕事からプライベートへ
変わっていった。
酔いすぎるとすぐ寝てしまう私は
自分でセーブしながらも
周りの空気に流されて
いつもより多めに飲んでいた。
すると 突然 吾妻君が隣の席に来た。
「姫ちゃん、ちゃんと飲んでる~?」
「うん、飲んでるよ。
吾妻君こそ飲み過ぎなんじゃない?」
「そんなことないよ。俺は強いから大丈夫」
そう言った吾妻君の顔は
いつもより少し赤くて
普段はわりとしっかりしてる方だから
そのギャップが不覚にも
かわいいなぁなんて思ってしまった。
