「あっ、翔太!来たよ。場所ありがとね。
これ、お礼にあげる」


そう言って 真帆は藤村君に
スポーツドリンクとタオルを渡していた。



「サンキュ!じゃ、応援頼むぞ」



そうだ!私も古賀君にスポーツドリンク
渡してもらおう。


「ちょっと待って。あの…藤村君、これ…」


「キャーーー!」




私の声を遮るくらい大きい女子たちの
悲鳴の中から現れたのは
古賀君だった。