でも 最近1つだけ変わったことがある。




それは たまに古賀君と
目が合いそうになること。




放課後に教室からグラウンドを眺めていると
たまに古賀君がふとこっちを
向くときがある。



私の自意識過剰なのかもしれないけれど
古賀君はきっと 私の存在に気付いてる。





でも 目が合いそうになるたび
臆病な私は机に向き直して
勉強しているふりをする。



だってもし目が合ったら
どうすればいいかわからないから。


それに きっと古賀君は私のことなんて
名前も何も知らないに決まってる。




だから 私はここから
見ているだけでいいんだ。



私だけの特等席だから…