「莉子!頑張ってね。応援してるし、協力するから」 真帆はそう言ってくれたけど… 「いいの。私は見てるだけで十分だから。 ファンみたいなものなの。それにサッカーの邪魔したくないから」 「わかった。でも何かあったらいつでも言ってね」 「ありがとう、真帆」 そう言って グラウンドを眺め始めて 約2ヶ月が経った。 7月にもなり 放課後は冷房が切れるので とても暑い教室だが、私は今でも この日課をやめていない。