「イッタ~・・・」

扉と段ボールに手が挟まれた。

・・・最悪。

・・・

涙目で見上げると、

それはそれは超絶なイケメンが一人。


「あ、ゴメン!」

そのイケメンは咄嗟に

私から段ボールを奪うと、

下に置いて、私の両手を取った。

・・・

手、手が熱い・・・

痛みとはまた違う熱さが、

体の芯までたどり着く。

・・・なんて綺麗な手なのかしら・・・

「少し赤くなっちゃったね?

どうしよう、冷やそうか?」



「・・・」



「…ちょっと、君、大丈夫?」


・・・・///?!!

我に返った私の目の前に、

綺麗な顔がドアップ。

…ヤバい、鼻血出そう・・・