「…社長」
「…なんだ、亜紀?」
困ったような顔で、宗吾を見つめる。
それとは対照的に、
宗吾は私に目を向けることなく、
書類に目を通していた。
・・・
今は朝、7時半。
光司の運転で、宗吾と共に、
会社に向かっている。
・・・
私はそれが嫌なんだけど。
なぜ嫌かって?
それは、私は今まで電車通勤だったから。
いくら秘書でも、
いくら宗吾と付き合っていたとしても、
出社する時は、
一般社員と同じ扱いをしてほしかったから。
・・・
「やっぱり、電車がいいです」
「・・・まだ、駄々をこねる気か?」
ピクッと眉が動き、
宗吾は私にやっと目線を向ける。
・・・
「だって、これじゃあ、特別扱いみたいで」
「当たり前のことを言うな。
これは特別扱いだ・・・」
「…なんだ、亜紀?」
困ったような顔で、宗吾を見つめる。
それとは対照的に、
宗吾は私に目を向けることなく、
書類に目を通していた。
・・・
今は朝、7時半。
光司の運転で、宗吾と共に、
会社に向かっている。
・・・
私はそれが嫌なんだけど。
なぜ嫌かって?
それは、私は今まで電車通勤だったから。
いくら秘書でも、
いくら宗吾と付き合っていたとしても、
出社する時は、
一般社員と同じ扱いをしてほしかったから。
・・・
「やっぱり、電車がいいです」
「・・・まだ、駄々をこねる気か?」
ピクッと眉が動き、
宗吾は私にやっと目線を向ける。
・・・
「だって、これじゃあ、特別扱いみたいで」
「当たり前のことを言うな。
これは特別扱いだ・・・」