「もう、解決しましたから、

相談はいいです」

笑顔で言ってのけた。

・・・

宗吾は、ちょっと面白くないと言った顔をしたが、

溜息をつき、

「それならいい・・・

だが、次は私に相談しろよ?」

そう言った。

・・・

頷いて見せたが、宗吾には一生相談出来ない内容

であることは間違いないと思う自分がいた。

・・・

・・・

「何をそんなにずっと見つめてる?」


「・・・え?」

・・・

仕事が終わり、

家でまったりしている最中、

私は無意識に宗吾の顔を凝視していたようだ。

パッと目線を逸らし、


「なんでもありません」

そう言った。

「今日の亜紀は、おかしいぞ?」

「・・・そんな事、ありませんよ」