冷酷社長の極上の愛

間もなくして、

会長も、光司も光輝も、

社長室を出ていった。

・・・

私も失礼しなきゃ。

そう思い、宗吾に一礼する。

「私もこれで失礼します」

頭をあげた私の目の前に、

宗吾が立っていた。

・・・

それに気づいた瞬間、

私は宗吾に抱きしめられていた。

「…社長」


「言ったはずだ。

小野寺の事を解決した時は、

もう二度と君を離さないと・・・」


「///」

なんだか気恥ずかしくて、

私は宗吾の胸に顔を埋めた。

「いくら仕事が出来ても、

大事な人との恋愛となると、上手くできないな」


そう言った宗吾は少し恥ずかしそうに、

ちょっと申し訳なさそうに、

私を見つめる。