冷酷社長の極上の愛

…社長室。

私や宗吾。

そして光司と光輝。

会長もいた。

たくさんの人たちの中心に、

新の姿があった。

新はとても落ち着いていた。

・・・

「お話しとはなんでしょうか?

私も忙しい身ですので、手短に言っていただけると

助かります」

そう言って微笑んだ新。

・・・

それに答えたのは、

宗吾だった。

「分かりました。

まずはこちらをご覧ください。

二つの契約書は、小野寺と交わした同じ契約書だ。

しかし、うちに保管していた物と、

貴方が亜紀に手渡した契約書は、

所々、変えてありますよね…

亜紀の父を陥れるようなそんな内容に」


両方の書類を見比べた新は、

フッと笑った。