「どーしたのー、君っ」
















…待てよ、自分。
上を向くなよ。だってこの声は明らかに…っ。
















すると、重力に逆らうようにしてあたしの制服の襟がふわりと掴まれると、
顔を無理矢理覗き込まれた。
















だ、だ、誰⁉こいつっ⁉