そして動揺を隠しきれていないのは俺だけじゃない。 隣にいる汐見は震える体を抑えきれていない。 俺の手はもう嫌な汗でベトベトになってしまっている。 (駄目だ……平常心でなんかいられない……!) 勝俣さんにも俺達の変化は目に見えているはずだ。 汐見から俺へと何度も視線を変える、明らかに疑いの眼差し。 だがそれでもお構いなしに話を続けた。 「……ここ最近ね~全国で学生の自殺が急増加しててね、その3割かな。何か死体に目がないんだよ」