「警察の人には44チャンネルのこと、言わない方がいいと思うの」 「……ああ、分かってる」 こんな話、警察が信じてくれるはずがない。 バカにされて終わりだ。 とにかく話を適当に合わせてこの場は乗り切ろう。 (誰も信じてくれるはずがない……) そう思った時だ、教室の扉を数回ノックする音が聞こえてきた。 警察がきたのだろう。