そこに見えたのは赤い池だった。 杉森の血で作られた大きな池。 トマトを床に叩きつけたような状態、校舎の壁には返り血が飛んでいて肝心の杉森は……肉の魂になっていた。 「う!おえ……げええ!」 その光景が強烈な嘔吐を誘った……口を両手で押さえながら床へとひざまずく。