「す、杉森落ち着け!落ち着いて何があったかを話せ!」 そうは言ってみても説得力がない。 こんなにも震えた声では……。 「チガウ。ワタシハ……ワタシハマチガッテナイ!」 更に狂ったように走り回る。 壁に当たって倒れても、すぐに立ち上がってまた走り出す……。 そして急に立ち止まった杉森は、窓の外を見ながら意味の分からない言葉を口にした。 「……最初からそうすればよかったのね」