汐見の言葉に全員がゆっくり首を下に動かした。 「怖いって……杉森が?おいおい、みんな何言ってるんだよ」 俺は「どいてくれ」と言い、一人で杉森の元へと向かう。 後ろから「近寄るな!」という声も聞こえてきた。 だけど杉森を放っておくわけにはいかなかった。 俺は杉森の座る席の前へと辿り着いた。 首はグッタリと下を向いている、長い髪が顔に幕を張っていて表情は伺えない。 「杉森……おはよう」 声をかける、しかし杉森は何も反応を見せない。