「高校に着いたぞ汐見!今行くから!」 俺は汐見の返答を待つことなく電話を切る。 校門を抜けて昇降口に滑り込むように入る。 靴を下駄箱に投げるように入れて、そのまま4階の自分のクラスへと急ぐ。 他のクラスの教室前を通るとどこも自習になっているようだ、先生の姿が目につかない。 野口の死が現実だと痛感させられる光景。 (本当に死んじまったのかよ野口……バカヤロウ!) 溢れそうになる感情を必死に抑える。 4階へと続く階段を上り終えた俺は全速力で自分のクラスへと向かった。