「どうしたんだ?何かあったのか?」 「あのね」と汐見は呟くと一度黙った。 俺は生唾を飲み込んで汐見の言葉に備える。 「野口君、死んじゃった」 「え?」 聞きなれない言葉を汐見が言い放つ。 「野口君が……自分の部屋で首を吊って……」 「……え?」 そう……聞きなれない言葉だった。 そして一番聞きたくなかった言葉だった。