「曽野宮くんは……何か感じない?」 汐見の声は震えている。 あれだけ怖がっていたんだ、今は更に怖いはずだ……無理もない。 「俺は……いや、俺も感じる。何か変な感覚だよな、考えすぎなのかもしれないけ――」 「女の子だよね?」 俺の言葉に割り込む汐見。 その口からは《女の子》というワード。 「え?女の子……?」 女の子。 汐見の言葉を理解できない。 何を言ってるのか、俺にはさっぱり分からない。