心臓を鷲掴みされたような感覚が襲い掛かる――その嫌な圧迫感と同時に背中を伝っていく冷や汗。 「な、何言ってるのか分からないよ汐見……」 「私……誰かに見られてるような気がする。ずうううううっと」 ボソボソと汐見が喋る。 情けないことに汐見に返す言葉が見つからない……。 「家に入るときにね……誰かが一緒に入ってきた感じがするの……背中にぺタッとくっついていたみたいに」