俺の推測上、手順1と手順3以外全く意味のないものだと分かった。
手順1の電話の電源を切るというのは奴がノイズを発信する際の障害に少しでもならないように。

手順3のテレビの音量を44まで上げる。
とりあえずここは数値を合わせておかないと俺が44チャンネルを見てることにならない為、合わせる。

「しかしまあ、笑っちまうような手段だな……」

怒りにも似た苦笑いを浮かべ、後は手順3を待つのみとなった。

(勝俣、てめえの悪行は今日をもって俺がぶち壊す)

全てを終わらせる。
その思いを胸に、ただ静かにその時を待つ。