「嘘つきやがって勝俣あああ――!」

涙混じりの叫び声は虚しくも倉庫内を駆け回る。
私の叫びは誰にも届かない……
喉が枯れるほど叫んだ。
私は叫んだ。

神様が存在するとしたら、きっとこれが私に与えられた処罰なのかもしれないと。
死ぬことよりも辛い現実、これを耐えたことでこの先私に残されているのはいったい何なんだろうと。

「あは。あはははははははははは……ごめんね。本当にごめんね」

何に対して謝っているのか。
今までに殺してきた生物?
それとも自分に?

分からない。
ただ、そう言いたかった。