「勝俣さん。貴方はこの車を誰にも分からない場所に捨ててきてください」 「誰にも分からない場所……山奥……か」 「警察である貴方ならどこでどうすればいいか、分かっているはずですよ」 捨てるだけじゃない。 私は更にそれに言葉を付け足す。 「車はしっかり燃やしてくださいね」 「……くっ」 勝俣は歯をギリギリと音を鳴らしながらゆっくりと首を縦に振った。 問題はここから。 「勝俣さん、そしたら貴方はさっきの現場に向かい、警察署に連絡してください」 「……は?」