「曽野宮君が行方不明になってるのもきっと少女の呪いなんだろうね、友達もみんな死んじゃったしね……」

「く……曽野宮!」

俺は思い切りテーブルに拳を叩きつけた。
店内に静寂が訪れ、周りの客や店員がこちらを見ている。

「真琴君、悔しいのは分かるけど君も命の危険にさらされているんだから……」

「す、すいません……」

静まりかえっていた店内に再び話し声が戻ってくる。