そして曽野宮のメールには、警察の勝俣が44チャンネルを利用する殺人犯だと書かれている。

正直言って曽野宮が俺に何を伝えたいのかよく分からない。
だからこそ俺と曽野宮だけの秘密の場所に行く価値があった。

仮に曽野宮が本当に死んでいるとしたら、曽野宮の死体はその場所にあるはずだ。
電話をしてみても曽野宮は応答しない。
メールを送っても返信はない。

「死んだなんて……俺は信じねえぞ曽野宮」

俺はとりあえず学校へ行く支度をして家を出た。
だが勿論学校ではなく秘密の場所に行く為に。