《7》
番組が終わるまで何があっても絶対に驚かない。


(た、助かるんだよな!?俺は助かるんだよな……!?)


自分が助かるかどうかも分からなくなるほどの混乱、立ち尽くしていたはずの俺は机にぶつかり尻餅をつく。


その瞬間、テレビ画面が突然消えて部屋は暗黒へと変わる。


『わたしの………どこ』


そしてこの暗黒を待っていたかのように少女の声が聞こえてきた。