「少女が現れるんじゃないかな?テレビに」 (……う) 汐見の言葉に俺は身震いを起こす。 あっさりとそんなことをいう奴だったかと俺は少し疑問を抱いた。 「こ……怖いこと言うんだな」 「そう?なんとなくそんな感じがしただけ……」 汐見の言葉の後に電車がホームに向かってくる音が聞こえた。 俺達は慌てて改札を抜けて電車へと飛び乗った。