「か……勝俣さん。それってどういうことなんですか……?」 席を立ち上がり、その場から勝俣さんに声をかける。 両足が震えているのが分かる、立っていられているのが不思議なくらいガタガタと。 (し……汐見) 汐見は俯いたまま動かなくなっていた。 でも俺は自分に精一杯で言葉をかけてやることが出来ない。 「44チャンネルの話を最後まで聞いた人間には呪いがかかるらしいんだよ。変な物が見えたり、気配を感じたりね」