連れて行かれたスタジオは沢山の人達がいきかっていた。
その中に背景は黒にイギリスのストーンヘンジを思い出させるセットがなされていた。
思わず歩みを止めてそのセットに魅せられ不安が押し寄せる。
心臓は口から出てしまうのではないかと思うほど早鐘を打っている。
私…出来るの?
「鞠乃ちゃん?大丈夫?」
我に返り前を見ると心配そうに私の顔をのぞき込む優子さんがいた。
全然大丈夫じゃないけど取りあえず大丈夫だと伝え歩き出す…
はずだった。
目の前がフワッとムスクの良い香りと共に見えていたセットが見えなくなる。
優子さんに抱きしめられていた。
「ゆ、優子さん?」
囁く私優子さんは
「シッ!ユックリ深呼吸して。目を閉じて暗示をかけるの。大丈夫、自分ならやりぬけるって。そしてここにいるのは鞠乃ちゃんの敵じゃない。皆同じ方向を向いてる仲間。誰も傷付ける人はいないから」
そう言って私の背中をなでる手はとても暖かくて優しさを感じた。
その中に背景は黒にイギリスのストーンヘンジを思い出させるセットがなされていた。
思わず歩みを止めてそのセットに魅せられ不安が押し寄せる。
心臓は口から出てしまうのではないかと思うほど早鐘を打っている。
私…出来るの?
「鞠乃ちゃん?大丈夫?」
我に返り前を見ると心配そうに私の顔をのぞき込む優子さんがいた。
全然大丈夫じゃないけど取りあえず大丈夫だと伝え歩き出す…
はずだった。
目の前がフワッとムスクの良い香りと共に見えていたセットが見えなくなる。
優子さんに抱きしめられていた。
「ゆ、優子さん?」
囁く私優子さんは
「シッ!ユックリ深呼吸して。目を閉じて暗示をかけるの。大丈夫、自分ならやりぬけるって。そしてここにいるのは鞠乃ちゃんの敵じゃない。皆同じ方向を向いてる仲間。誰も傷付ける人はいないから」
そう言って私の背中をなでる手はとても暖かくて優しさを感じた。


