「紗耶香何で…。」






いつの間にか、呼びすてする仲になったんだろう?







あーっそっか、付き合ってるがどうとかだったけ。





話してないから分かんなかったな。




冷静でいる、私が可笑しくてちゃんと笑顔になっていた。





「こんちは。丁度、ばったり会って話してたんです。」






紗耶香さんは納得したらしく頷いたら、急に赤くした。






勘違いした自分を恥ずかしく思う紗耶香さんは可愛くて、涙なんかなくなった。






「じゃあ、私コンビニ行くから。」





「雨降りそうですけど、大丈夫ですか?」






優しい紗耶香さん。



私はあなたを恨まれないよ。






だって、青が選んだだから。










青が学校でよく付けていた、ブレスレットが紗耶香さんを守るように輝いていたんだ。