「何やってるんだ?」






前を見ると、青と紗耶香さんがいつの間にか目の前に立っていた。





本当に似合ってるな…。





「いや…尚が可愛いんだよ。」





「黙れ立。」






立は涙を拭きながらまだ笑っている。






青はチンプンカンプンらしいからよかったけど…。






「そちらのかた紹介してよ。」





立は当初の目的を思い出したらしい。





「紹介って、知ってるだろ?」






「知ってるけど、沙也香さんは俺らの事知らないじゃん。」






「自分から紹介しろ言うな。」