「うちら、那梨日とさら、陽介、...あとレイで班組みます!!」
「俺はついでかよ!」

レイがぼそっとつぶやいた。

そんなのおかまいなしに、那梨日は続ける。

「さらの承諾は得てるんで、いいですよね?先生。」
「ああ。他にどこか、班員の集まったところはあるか?」

那梨日は席につき、私の方を見て、得意気にピースをしてきた。

小学校でモテてただけある。
だって、陽介のこと好きなひとからの視線が痛いほど突き刺さる。

うう、女の嫉妬はこわいねー。