「うわ〜混んでるね」

遥瑠ちゃんの言う通りクラス発表の前の掲示板はすごく混んでいて自分の名前を探すのが大変そうだ。
「少し待ってよ遥瑠ちゃん」

「そうだね」

待つこと五分ほど…

「蒼空!!蒼空2-Dだよ」
2-Dの名簿を見ると…

“2-D 有山蒼空”

「私、B組だよ離れちゃったね…」

“2-B 浅川遥瑠”

「波瑠ちゃん佐野君と同じクラスだよ」

「マジ!!」

“2-B 佐野雄也”