「ほんとごめんね…別に残してもいいよ?無理して飲まなくても…」
そう言うと、首を横に振る広斗くん。
「俺食べ物とか飲み物は残しもんしたくないタイプなんだよねー」
ニコニコと笑いながらまたあのイチゴオレを飲んでいた。
「一緒だね、私もそういうタイプ」
「そなの?気が合うね~」
広斗くんは、少し菊池くんに雰囲気似てるから話やすい。
良かった…そういう人がいて。
ほっと胸を撫で下ろす。
そしてカルピスが入ったグラスに口づけた。
だけど、隣にいる広斗くんがじーっとこちらを見ていることに気がついて上手く喉に通らない。

