「ふぅ…」 部屋から出て、ほっと一息。 なんか外の空気が新鮮に感じるな、ほんと。 ドリンクバーに向かうと、誰もいなくて。 良かった、ラッキー。 「もう帰ろっかな~…」 そんな独り言を呟きながらコポコポと本日3杯目のカルピスのボタンをピッと押そうとしたとき。 「陽菜ちゃん」 後ろから名前を呼ばれて、 そっと振り向いた。