「それでね、その合コンする人たちがめっちゃイケメンらしいのよ」

「そ、そうなんだ。」

「もーなにその反応!陽菜だって彼氏欲しいでしょ?あーんなことやこーんなことしたいでしょ?」



若葉のその言葉に驚いて、食べていた卵焼きが喉につまりそうに。


「んぐっ!…ケホッケホッ」


わ、若葉ったらなんてことを…っ。


「なーにむせてんのよ。合コン行ったら彼氏できちゃうかもよー?」

「か、彼氏…」


ごくん。と卵焼きを飲み込みなんとかつまらずにすんだ。


「イケメン彼氏なんて自慢できるに違いないっ」


なぜか急にガッツポーズをしだした若葉。


じ、自慢て。


「私はこの合コンに賭けてるのよ…っ」


そして若葉の目が獲物を狙う猛獣に見えたのは気のせいにしておこう。