シーン…と静寂な空気に包まれる保健室。
保健室って誰も来なかったらこんなに静かなんだなぁ…。
「鼻血止まったかな…」
ティッシュを取ってみるともう既に鼻血は止まっていて。
なんだ、止まってるんじゃん。
丸イスから立ち上がり、ゴミ箱へと捨てる。
ふとそこで保健室にある鏡が目に入った。
見てみると、小さめかと思ったけど右頬にに貼っているガーゼが結構大きく見えて。
私、怪我した人みたいじゃん。
…いや、実際してるんだけど。
ていうか、今ってお昼休みだよね。
体育は四時限目だったし。
「お腹空いた…」
ぐー。と静かな保健室に私のお腹の音が響いた。
このまま教室戻るのも気が引けるし…、先生が帰ってくるまでいようかな?
よし、そうしよ。
再び丸イスに座って足をぶらんぶらんさせていると
…ガラッ
と、ドアが開く音がした。

