― ピーンポーン… 朝。 インターホンの鳴る音がしていつも通りの毎日が始まろうとしている。 「陽菜ー、雄くん来たよ!」 「わかってるー」 鞄に荷物を詰めこんで、小走りで玄関へと向かう。 あっ、携帯忘れた。 そしてそのままUターンをしてリビングに。 リビングのダイニングテーブルに置いてあった私の携帯を鷲掴みしてまた玄関に戻るという。 携帯を制服のスカートのポケットに入れるとまた玄関に戻った。