13歳の時事故でお母さんが亡くなってしまった時には

何もする気にならなかった。


大好きだったピアノも

お母さんを思い出すので嫌いになった。


ピカピカだったピアノにはカバーが掛かかり

埃がかぶりはじめていた


学校でもあまり話さなくなり

友達が元気づけようとしてくれても

空元気でしかなかった。


家に帰ってからは部屋に籠って塞ぎこんでいたので

お父さんとも話さなくなっていた。



そんな日が続いたある日

お母さんが亡くなって初めて

お父さんが無理やり部屋に入ってきて話し始めた。