雨のち、照る。


倒れてきた彼を引きずるように玄関に入れる。
「今日は煤汚れてないんだね」とから笑いして、「あのー…たとさっきのよくわからない発言を聞き返す。

「どうゆうこと?」



彼は朝日照くん17歳。
わけあって私の家に居候したいらしい。


「納得できるわけないでしょ?!」

大体、親はどうなってるわけ?
高校生の彼をまさかほったらかしてるわけじゃないでしょ?

「お家の人が心配するよ?」

「……」


黙っちゃった。


「朝日くん」

「照」

はい?

きっと睨むように、彼は「照」と繰り返す。
名前でよんでほしいのかな?


「えー……て、照くん」

コクと頷き彼、照くんは「生活費は出すから、しばらく住ませて」と鞄から分厚い信用金庫の 封筒をテーブルに置き、指で滑らせた。


「生活費って……ぶっ!」

中身は諭吉様で溢れていました。


「ちょ、まっ!これどうしたの?」

なんで高校生がこんな大金手にしてんの?!
大体こんな生活費かからないから!

「俺の口座に入ってたから、とりあえず生活費分降ろした」

ばかなんじゃないの?!
知り合って間もない他人に、こんな大金渡すって

「あのね、照くん
知らない人に、こうゆう大金渡しちゃダメだよ」

封筒をテーブルに戻し、真剣に「悪い人に騙されちゃうよ」と言うと
「ふぅん」と興味無さそうにあくびをした。

「雨実は違う」

あくびを残し「よろしく」とソファーに座り瞼を閉じた。




よろしくって…