今日も、いつものように保健室に行くと槇野先生は少し遅くなるみたいで田口先生と話しをして待っていた。 「そういえば大崎さん廉の天使の話し聞いてる?」 天使!? そういえば前に私が具合が悪くて、ここで寝てた時に話していたっけ。 それに、私に似てるとか言ってたような…… 「やっぱり知らないんだ。 ねぇ聞きたい?」 聞きたいような聞きたくないような―…。 う~ん何だか複雑なんだよね。 「何が複雑なのかな?」 あれっ、声に出しちゃってた?