『廉、ごめんね! 好きな人がいて別れてほしいの』 私の名前でメールがきてビックリした内容を見て更に驚いた。 「ヒドイッ!! こんな事するなんて」 「美羽、こっちにおいで」 怒りが込み上げてきて泣きそうになっていた私を先生は腕を引っ張って引き寄せた。 「大丈夫だ! もうこれ以上、美羽を傷つけるような事はさせないから」 私を抱きしめている手の力がさっきよりも強くなった気がした。 私が、落ち着くと放して頬に残った涙をそっと拭って優しく口づけされた。