それから、また1週間が過ぎ学校から帰って来ると携帯の着信音が鳴った。 「廉、今話しても平気?」 「大丈夫だけど……」 「あんた、なにやってるのっっ?」 「はぁ!?」 電話は姉貴からで、いきなりケンカごしで怒鳴られた。 「なんだよ突然、意味分かんねぇよ」 「このバカ! 彼女、泣かしてんじゃないわよっ」 美羽? 「美羽がどうかしたのか?」