「後藤さん、いいわよ。大崎さんどうしたの?」 田口先生は麻由の後ろから入って来た私に気付き私に声をかけた。 「美羽ずっと元気がなくて……」 「とりあえず座って後藤さんも、どうぞ」 「廉と何かあった?」 「電話が繋がらないんです。 メールも届かなくて」 「おかしいわねぇ……繋がらないなんて」 「私の事嫌いになったのかも……」 「そんな事あるわけないでしょ!」