春休みが終わり3年になった。 時々、麻由と二人で保健室に話しをしに行ったり田口先生とは良く会っていた。 今日も、これから保健室に行く所だ。 「田口先生、今大丈夫ですか?」 「大丈夫よ。今は私しかいないから」 「田口先生、槇野先生の子供の頃の話し聞きたいです」 「後藤さんも、すっかり、はまっちゃったわね」 「だって、あの槇野先生が……想像できなくて―――」 麻由は田口先生が話してくれた先生の子供の時の話しがとつも可笑しかったらしい。