「美羽、頼むな」 「うん」 「3年になったらもっと数学、頑張れ!卒業できないと困るからな」 「頑張るよ」 「浮気するなよ」 「そんな事しないよ」 「そうだよな、美羽はしないよな」 先生は、そう言うと私の頭をぽんぽんとした。 先生とは田口先生の家で分かれた。 「この間も言ったけど何かあったり寂しかったりしたら、いつでも保健室に来てね」 さっきから寂しいって想いが段々強くなっていて田口先生から優しい言葉をかけられて泣きそうに、なってしまった。